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デュアルライン集中潤滑装置

鉄鋼機械設備をはじめとする大型の生産設備機械は、近年、ますます複雑化、大型化の傾向にあります。これらの設備は潤滑箇所も多く、高速、高荷重、長時間運転など稼動状態のもとで潤滑に要求される条件も厳しさを増しています。デュアルラインシステムは、このような過酷な環境下にあっても、正確な給油量を、確実に自動給油できる最も効率的で信頼性のある集中潤滑装置として、広く採用されています。
システム構成図

デュアルライン集中潤滑装置とは

1台のポンプと複数の分配弁及び2本の配管によって構成され50〜2000箇所ぐらいまでの設備機械に適した潤滑システムです。軸受個々に対する給油量が任意に調整でき、きわめて正確な給油量が得られます。
■給油量の任意選定
給油量が任意に決められる調整機構付きです。
■確実な定量分配
選定された給油量が環境(軸受抵抗、温度)により変りません。
■システム動作の保証
潤滑剤の圧送圧力により、分配弁の動作が保証されている構造となっています。
■簡単で、より広い配管
配管が簡単で、より広範囲の箇所に給油できます。

ステップ1

外形寸法図
ポンプから圧送されたグリースは供給管①を経てパイロットピストン④に至り④を押しさげる。この時、反対(下)側のグリースは供給管②を経てタンクに開放されています。

ステップ2

外形寸法図
パイロットピストン④が押し下げられるにつれ、弁内通路がメインピストン⑤の上部室Ⓐに開路されるので圧送グリースはそこに至り、続いてメインピストン⑤を押し下げます。

ステップ3

外形寸法図
メインピストン⑤が押し下げられるにつれ、その下部室Ⓑのグリースはパイロットピストン④の細径部Ⓒを通り吐出口③から潤滑箇所へ供給されます。この時グリースがメインピストン⑤のストローク分だけ計量給油されます。

ステップ4

外形寸法図
次に切換弁⑥が切換り、ポンプから圧送されたグリースは供給管②より分配弁に至り、以下(ステップ1)から同様の動き(但し上下が逆)を繰り返します。
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